がん看護専門看護師と精神看護専門看護師について

専門看護師とひとくくりで表現することは可能ですが、細分化された専門分野をご存知でしょうか。ざっと10分野に分かれています。またひとつとして、同日に誕生した分野はなく、必要に応じて新しく分野が登録されるかもしれません。

専門看護師は認定看護師と違い、辞職するまで同じ科にずっと所属しなければなりません。 よって、自分がどの分野に適正かというのは、自分の判断だけではなく、時に上司のアドバイスなどを聞き入れてみてはいかがでしょうか。

もしかしたら自分が思っている方向と違った分野が適正だと思われているかもしれません。 ではその中でがん看護専門看護師と精神看護専門看護師について記そうと思います。 昔はがんと聞くと死を連想しましたが、現在では治療法が見つかり寛解もしくは完治するようになりました。

けれどもまだまだ患者さんのがんに対する精神的なダメージがあることは確かです。 そのため身体的看護ケアのみならず、精神的な看護ケア をするのががん看護専門看護師です。

次に精神疾患を患っている患者さんたちを看護ケアするのが精神看護専門看護師についてす。こちらはがん看護専門看護師と違い、患者さんではなく看護師に精神的負担が大きいのが特徴です。また患者さんだけでなく、その家族との関わり方も大切になってきます。

精神疾患を患う患者さんにとっての安定剤は、なにより家族からの愛情です。ですが、世間の目を気にして、精神疾患の患者さんのお見舞いに来られない家族もいます。精神看護専門看護師とは、精神疾患の患者にとっての最良の方法を家族に理解してもらう役割を担っています。  

ではがん看護専門看護師と精神看護専門看護師はどのような方が向いていると言えるでしょうか。 がん患者の看護で一番精神的につらいのは、病状が全く良くならず、むしろ悪化し、患者さんの表情が苦痛に歪むときでしょう。がん看護専門看護師は、ここでその表情から目を逸らすことはできません。

患者さんの心境を理解し、患者さんが病気と闘えるよう精神的にも支えるのです。強靭な精神力が必要になります。ですが、死の淵から這い上がる患者さんと共に闘い、生命の強さを知ることができるのもまたがん看護専門看護師なのです。

一方、精神看護専門看護師に求められているのは、看護師自身の強い精神力と、精神疾患の患者さんをおおらかに包み込む心です。看護師さんは患者さんに理不尽な言葉を投げかけられる場合もあります。

その時に、間に受けて精神的なダメージをため込む方はこの専門看護師に向いていません。 人の本質というものに向かい合う分野です。体力以上に精神的疲労がありますが、本質故に嘘偽りのない優しさに触れることもできるのも精神看護専門看護師なのです。

ページの先頭へ